元プロ野球選手でタレントの長嶋一茂さんが、2024年秋に股関節の手術を受けたことが話題になっています。
24時間続く激しい痛みに悩まされていた長嶋一茂さんですが、手術後は痛みから解放され、順調に回復しているそうです。
この記事では、長嶋一茂さんが股関節手術を受けた病院や執刀医、手術内容について詳しく解説していきます。
長嶋一茂さんと同じような股関節の痛みで悩んでいる方にとって、参考になる情報をお届けします。
長嶋一茂が股関節手術を受けた病院はどこ?
長嶋一茂さんが股関節手術を受けた病院は、愛知県名古屋市にある藤田医科大学ばんたね病院です。
この病院は股関節手術の分野で高い評価を受けており、年間664関節もの股関節手術を実施している実績があります。
長嶋一茂さんは生まれつき股関節の受け皿が浅い「臼蓋形成不全」という症状を抱えていました。
痛みを我慢しながら運動を続けていましたが、24時間続く激しい痛みに耐えられなくなり、手術を決断したそうです。
藤田医科大学ばんたね病院では、最新の手術支援ロボット「ROSA Hip」を使用した人工股関節置換術を行っています。
この手術方法は筋肉を切らずに、筋肉と筋肉の間から人工関節を設置する最新の術式で、回復が早く脱臼リスクが極めて低いのが特徴です。
長嶋一茂さんの手術の様子は、2024年11月29日放送のテレビ朝日系「ザワつく!金曜日」でドキュメンタリー形式で放送されました。
手術翌日には歩行が可能になり、約9日間の入院で退院できたそうです。
執刀医の金治有彦教授とはどんな人物?
長嶋一茂さんの手術を執刀したのは、藤田医科大学整形外科機能再建学の金治有彦教授です。
金治教授は1969年東京・深川生まれで、慶應義塾大学医学部を卒業後、股関節外科のスペシャリストとして活躍しています。
金治教授は年間400例以上の人工股関節手術を手がける日本トップクラスの股関節外科医です。
2022年10月には、アジアで初めて手術支援ロボット「ROSA Hip」を使用した人工股関節置換術を実施しました。
金治教授が採用している「仰臥位前外側進入法」という手術方法は、筋肉や靭帯をできるだけ温存する最小侵襲手術です。
この手術法により、脱臼率0.1%以下という驚異的な成績を達成しています。
金治教授は2024年7月にTBS系「情熱大陸」にも出演し、その高度な技術と患者本位の治療姿勢が注目されました。
「患者さんにとって最高レベルの治療は、最新の高度医療技術を提供するだけではない」という信念のもと、日々診療に取り組んでいます。
長嶋一茂が受けた手術内容と術後の経過
長嶋一茂さんが受けた手術は、人工股関節置換術(ALS THA)という手術です。
この手術では、仰臥位前外側アプローチという方法で、筋肉を切らずに筋肉と筋肉の間から人工関節を設置します。
手術の大きな特徴は、腸骨大腿靭帯や恥骨大腿靭帯などの三靭帯を完全に温存することです。
これにより筋力低下が少なく、回復が早いだけでなく、脱臼リスクが極端に低いというメリットがあります。
長嶋一茂さんは手術翌日、つまり約20時間後には歩行が可能になりました。
入院期間は約9日間で、術後1年が経過した現在は痛みから完全に解放され、動作制限なく生活できる状態になっています。
この手術では手術支援ロボット「ROSA Hip」が使用され、カップ外方傾斜角の絶対誤差1.3度という高精度な手術が実現されました。
3次元シミュレーションやARナビゲーションシステムも活用され、正確な人工関節の設置が行われています。
術後は深部静脈血栓症のリスクも減少し、スポーツ復帰も可能な状態になるそうです。
長嶋一茂さんのように、股関節の痛みで悩んでいる方にとって、この手術法は大きな希望となるでしょう。
まとめ
長嶋一茂さんが股関節手術を受けた病院は、愛知県名古屋市の藤田医科大学ばんたね病院でした。
執刀医は股関節外科の第一人者である金治有彦教授で、年間400例以上の手術を手がける日本トップクラスの専門医です。
長嶋一茂さんが受けた人工股関節置換術は、筋肉を温存する最新の術式で、手術翌日から歩行可能になるほど回復が早いのが特徴です。
脱臼率0.1%以下という高い安全性も魅力で、術後は動作制限なく生活できるようになります。
股関節の痛みで悩んでいる方は、このような最新の治療法があることを知っておくと良いでしょう。
長嶋一茂さんのように、痛みから解放されて快適な生活を取り戻せる可能性があります。
